財団法人無外流所属 剣新会

東京場所:高島平/東板橋/調布市/東久留米,埼玉場所:所沢市

10代〜70代まで ちょっとだけお立ち寄り下さい 見学または体験稽古&よくある質問

先輩剣士の初稽古までの日々

70歳を目前に居合を始める

入会5年目、現在は居合道参段となったSさんに、
居合を始めるまでについてお聞きしました。

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日々、楽しく真剣に稽古に励むSさん

■70歳を目前に居合を始める
わたくしは以前剣道を学んでいたが、居合道は剣道の両輪の一つと思っていた。
調布市の広報で居合道場が自宅近くの学校で開かれていることを知り、すぐに見学へ行き迷わず入会を申し込んだ。
まずは形からと居合刀を用意し、稽古着ができるまでは半世紀前に世話になった剣道着を持ちだして稽古を始めた。

■武道が学べない時代
終戦の年、GHQの指令によって学校では「柔・剣道などの武術を禁止」する通達があり、学校での武道は全面禁止になった時代があった。
ようやく世の中が落ち着きを取り戻す中学生の頃、母親から、戦死した父親は剣道が上手だったことを何度も聞かされて育った。

■剣道を学ぶ
水戸の高校へ進学後は剣道部へ入部した。
記憶に残る先生は、とてつもない長く太い竹刀を使い、足を掛け倒す、壁板へ突き飛ばすなど古武士そのままの風貌であった。
寒中稽古には水戸藩時代からの東武館へ行き、稽古が終わった後に、全員で徳川斉昭公の「弘道館に梅花を賞す」の漢詩を吟じたりした。
就職のため上京後は、尚道館・岡田守弘範士からご指導を受けていた。
この時に稽古指導に来られていた三菱の石井先生が居合を披露されている姿が印象に残っている。
その後は仕事の多忙と転居を重ねたため剣道から離れてしまったが、長く置き忘れていた両輪の一つが居合だったことを思い起こした。

■居合の稽古が楽しい
現在は年齢に応じた目標を掲げ、膝の具合が悪く正座のできないときでも若い仲間たちと楽しく稽古を続けています。
ご指導の先生は丁寧なご指導を性別や年齢に分け隔てなく、基本の習得を主に指導されています。
更に非日常の世界が体験できる居合は、新しい自分の居場所でもあります。

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