2015/11/29
居合とは
居合とは、機に際しては迅速に刀を抜き相手を迎え討つ日本の古武術です。
居合では、相手に当たり、柄に手を掛けて鯉口を切ってから相手の数と配置に則った一連の立ち回りの後の納刀までの動作を形として伝えています。
一方で、心の上では、「刀を抜く事を居合と心得る人が多いが、平常、人と相対する事を居合と言う。己を立てて人に逆らえば、居合も崩れて敵となり、常に人を立てて己を立てず、柔和を第一とし、礼儀を正せば自から居合が備わる。また片時も油断なく心を静め用心し、心の敵を作らず、己を責めて己に勝ち、過ちを改めるよう勤める事とする。」と語られています。
無外流とは
剣新会では無外眞伝無外流居合兵道の形稽古を行います。形稽古には一人で行う居合の形と鞘付木刀をもって二人一組で立ち会う組太刀の形があります。 始めは、刀に慣れることから始まり、形の手順を覚えます。 それから、徐々に体の使い方などを修練していきます。
居合の形
五用(ごよう) | 五箇(ごか) | 五応(ごおう) | 走り懸り(はしがかり) |
真(しん) | 水月(すいげつ) | 胸尽し(むなづくし) | 前腰(まえごし) |
連(れん) | 陰中陽(いんちゅうよう) | 円要(えんよう) | 夢想返し(むそうがえし) |
左(さ) | 陽中陰(ようちゅういん) | 両車(りょうぐるま) | 廻り懸り(まわりがかり) |
右(ゆう) | 響き返し(ひびきがえし) | 野送り(のおくり) | 右の敵(みぎのてき) |
捨(しゃ) | 破図味(はずみ) | 玉光(ぎょっこう) | 四方(しほう) |
