先輩剣士の初稽古までの日々
身体と心の健康にとって居合と川柳は欠かせない
現在 無外流居合道 初段となったSさんに、居合を始めるまでについてお聞きしました。
東板橋場所で稽古をするSさん
剣新会に入会したきっかけはタウン誌(週刊スマイル情報)で見た板橋居合道会(財団法人無外流 剣新会)への誘いでした。
「日頃何の運動していません。体力に自信もなく年齢も72歳なのですが、私にできるでしょうか?」
と恐る恐る電話をかけてみました。
そのとき言われたことは
「大丈夫ですよ、一緒に90歳までやりましょう。私も同じ72歳ですよ」でした。
優しい言われ方をして頂いたので直ぐに見学に行き、2回目の見学で入会をお願いしました。
始めて暫くは、日常では全くすることのない摺り足などの動き、刀礼などの所作に戸惑いながらも稽古を続けました。
何度教えて頂いても、きちんと同じ所作、形を覚えることが出来きず自分でも流石に嫌になることもありましたが、先生は根気強く教えくださいます。
おかげさまで昨年夏には、初段の免状を頂き、丸三年経過した今も稽古を続けています。稽古は基本の繰り返しです。同じことを繰り返し何度もして、少しずつ身について行きます。新しいことに気がつくことができます。
週に一度の稽古をしていますが、都合が合えば、週に2回以上の稽古をすることもできます。
身体のメンテナンスを怠らなければ、実際に90歳まで出来る気がして来ています。目標は今の自分より強くなることです。
また、趣味で川柳の会(高島平川柳会の代表)も行っています。一見、居合と川柳は全く結び付かないものですが、今の私の身体と心の健康にとってどちらも欠かせないものになっています。
佳き人を真似て背筋をしゃんとする とくろう